ボーイング B-377 ストラトクルーザー
アカデミー 1/72

11月4日 着工

今回は1/72の旅客機です。
普段は1/48の軍用機しかやらないのですが、たまには目先を変えてみようと思います。



キットはB−29の主翼と小物の一部を共用したものです。
細かなパーツがかなり有るように見えますが、B−29のおまけパーツが混じっているので、実際には思ったほど多くは有りません。

またこのキットは、KC−97と胴体を共用しているので、後部をがっぽりと切り抜かれているので、合わせが少々心配です。



今回はPANAMのデカールが手に入ったので、白地に地球儀マークの機体で製作します。

早速仮組みしてみます。



ばかデカい機体です。
合わせは思いのほか良いようです。ほっとしました。



ところが、良く見ると何だかスジ彫りが寂しい感じです。
KC−97と胴体を共用しているため、ドアやパネルラインがかなり省略されています。
キットにはドアのデカールが用意されていますが、ちょっと使う気にはなれません。
いきなり苦手のスジ彫りから始めることになりました。

気楽に行こうと思ったのに、早くも雲行きが怪しくなりました....。



11月5日 スジ彫り

苦手のスジ彫りです。
デカールの説明書に、ドアや非常用の窓枠の絵が載っているので参考にしてスジ彫りしなおします。



今回は失敗も少なく、思いのほか順調です。

窓ガラスもつけてしまいましょう。



そのままだと、ガラスが凹んでしまうので、モーターツールで裏側を座ぐって少し飛び出すようにします。(たこの足の吸盤みたい...)



接着剤が硬化したら、ツライチに削って、磨き上げましょう。

今のうちに別パーツになっている、主翼のフラップも接着してしまいましょう。





11月6日 窓みがき

昨日接着した窓を削りだします。
出っ張った部分をヤスリで荒削りして、紙ヤスリとコンパウンドで磨き上げます。

かなりヒケがひどいので、ヤスリで削ると真中がひどく、くぼんでるのが分かります。
幸い裏からのザグリを深めにしたので、くぼみは消せました。



きれいに磨き上げると、表面に一体化した滑らかな面になります。



今回もデカールの説明書を拡大コピーした1/72の原寸の図面を用意しています。
早速スジ彫りの寸法決定に役立ってます。(デカくてA3に入りきらないので継ぎ足ししてます)


今回は息抜きのつもりで、楽しもうと思ってましたが、このキットには何点か問題が有るようです。

まずドア等のスジ彫りが足りない。(これは修正済みです)
ノーズギアのホイールのスポークが違う。
プロペラが違う。
エンジンナセルのルーバーがまるっきり省略されていて、デカールで再現する。(これがなんか凄く寂しい出来なんです....)

どこまでやるか、今のうちに決めておかないと、またずるずると時間ばかり掛かってしまいます。

そこで今回は白のPANAMをやる!
と言う事で、大きな修正は目をつむります。
大工事になるのが分かりきっている、プロペラ、エンジンナセルのルーバーは手をつけないで、このまま行きます。

出来るかはわかりませんが、完成までに2週間を目標にして、年内にもう1機1/48の戦闘機を完成できるよう頑張ろう!!(あ〜ぁっ。こんな事言っていいのかな〜)


11月7日 カンザシ

完成すると、持て余すほどデカくなるので、主翼を取り外せるようにしておきます。



改造は大して難しくありません。
キットに元々あるスパーを囲むように、プラ板で箱組みを作ります。
これだけでは、後ろ側がグラグラなので、アルミパイプと真鍮線のカンザシを仕込んでおきます。
主翼をテープで仮組みして、差し込んで見るとかなり頑丈に固定できます。



11月8日 不安なエンジンナセル

2週間攻撃を達成するために、パシパシ組んで行きます。



大胆に分割されたエンジンナセルを組みます。
上手く主翼にフィットするか心配になるような割り方です。
特に第2、第3エンジンは不安になります。
パテのテンコ盛りにならなければ良いのですが....。



11月12日 胴体の接着


操縦席の組み立てです。



久々の(十何年ぶりか?)ナナニイです、操縦席の小さいこと。
ずっとヨンパチばかりだったので、物凄く小さく感じます。
計器パネルはちょっと、ちゃちな感じのデカールですが、殆ど見えなくなるので、まあイイか。



しりもちをつくので、床下に大量の鉛ダマを詰め込みます。
中で転げまわるとまずいので、エポキシを塗りたくって固定します。



機体の内部と窓ガラスの内側を掃除して、さっさと胴体を接着してしまいます。



11月14日 組み立て

各部を接着してしまいましょう。
中にホコリが残っていると、みっともないので接着前に機内を十分に掃除します。



胴体後部はKC-97との共用で、がっぽり切り抜かれています。
合わせが心配でしたが、少し隙間が開くだけです。
少しでも修正が楽なように、プラペーパーを挟んで接着します。



操縦席の窓は、頭が丸ごと成形されています。
幅が少し合わないので、プラ板のベロを付けて幅を合わせて接着です。



キットの「クリッパー.ナイチンゲール」では、レドームは使用しませんが、今回製作するタイプでは、レドーム付きを選びます。
機首が形になってくると、ストラトクルーザーの優美なラインが見えてきます。



主翼は大きく変形していました。
へし曲がった翼になりそうで、心配でしたが、注意して少しずつ接着していくと、ちゃんと真っ直ぐに直せました。



11月15日 ガリガリ....


合わせの段差を修正します。

今回は大型機で、修正する範囲も大きいので、瞬着にモデラーズの硬化剤を併用して段差を埋めます。



硬化剤は直接機体にスプレーすると、透明パーツを曇らせたり、機体を溶かしたりしてしまうので、一旦ティッシュにスプレーして、必要な部分にだけ塗ります。

硬化剤を使うと、瞬着が本当に瞬時に硬化します。
作業は早くなるし、ガスによる白濁も無いので嬉しくなります。
でもあの激しいにおいには参ります.....。

固まった瞬着をひたすらガリガリ削り続けます。
でかい機体は成形も大変です。机が削りかすで真っ白です。

硬化剤の匂いと、削りかすでまた怒られそうです.....。



11月19日 スジ彫り修正

合わせのヤスリがけが終わったところで、足りないスジ彫りを彫りなおします。
どうもこのキットは、省略された線や、辻褄の合わない線が多いようです。
特に胴体の下面は殆どの線が省略されています。



原寸図からディバイダーで採寸します。
図面と合わない線も有るので、瞬着で埋めて彫りなおします。

最近は製図用具も入手難で、コンパスやディバイダーも文房具屋さんから絶滅寸前です。



ディバイダーのマーキングに、ステンレスのコイル材をテープで固定して、自作のスジ彫りナイフで彫っていきます。

デカールの図面で、窓の位置の間違いが指摘されています。(上の写真で翼の付け根の窓に矢印があります)
直すのが大変そうだし、やっても殆ど分からないと思うので今回はパスしました。



11月20日 ライト追加

胴体のスジ彫りは、ほぼ終わりました。
ここでちょっと気分転換に、尾翼の先っちょに、ライトをくっ付けます。

キットの説明書では、垂直尾翼の先端のアンテナ?を削り取って、丸く成形する様になっています。
デカールの図面では、てっぺんに赤いライトが付くようになっています。
どっちが正解か分からないので、カッコいい方にしましょう。(いい加減...)



↑丸く成形した尾翼。なんか寂しい感じ。



↑クリアのランナーと、プラ棒でライトをでっち上げ。
ちょっとカッコよくなった感じ。

これで胴体の工作はほぼ終わり。明日からは4発有るエンジンナセルと、主翼関係の成形&スジ彫り直しです。
2週間完成は絶望的....。


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