ロッキード F−104J ハセガワ 1/48

7月30日 F104着工

首を長くして待っていた、1/48 F104のニューキットです。



ハセガワの新製品には、小池さんの箱絵が決まりです。
今回も期待通りの素晴らしい箱絵で、製作意欲をそそります。
意表を突いた、アングルで焼け焦げた機体後部が、リアルです。
でもエンジン周りの無塗装部分の表現。箱絵のようにうまく再現できるでしょうか?

話は変わりますが、去年から始まった企画で、年1回小池さんのお気に入りの飛行機を、セットにした画集の第2段が10月に発売になります。
箱絵で見慣れた小池さんの作品も、大判で高品位印刷の画集で見ると、また素晴らしいです。
今から発売が楽しみです。


早速仮組みしてみます。



機体下面は、ノーズギアーの脚庫周辺から別パーツになってます。
排気口のモールドをうまく抜くためだと思います。
心配な合わせも問題ないようです。



メインギアーの脚庫も、いい感じです。

合わせの問題になりそうな部分はなさそうです。
接着剤で細かな彫刻を溶かさないように、注意しないと大変なことにな
りそうです。


8月1日 とっ溶けちゃった...

とんでもない失敗です。
眠くて居眠りしてたのでしょうか?
接着剤のビンをひっくり返して、コックピットのパーツを溶かしちゃいました。
なんてこった....。

スペアをお店にお願いして、取りあえずは気を取り直して、やれるところをやっておきましょう。



仮組みでは殆ど問題無さそうでしたが、良く見るとノーズギアー脚庫のパーツが少し引っ込んでしまいます。
バルクヘッドの下駄と、下面パーツの間にシムを挟んで調整します。



航法灯の透明パーツが、オプションで用意されています。
作る人の好みと、技量に合わせたのでしょう。
ここは迷わず、透明化します。
センターずれしないように、慎重に穴あけします。



裏側から透明パーツを接着しました。
完成の暁には、銀色の機体にきらりとアクセントになることでしょう。


8月3日 パーツ借りてきました。

溶かしちゃったパーツが無いと、全く先に進めません。
模型仲間の方に、なきついてパーツを拝借しました。
ありがとう!!



コックピットのパーツ、いつもより彫りが深い感じで、立体感があります。
未だ途中ですが、また居眠りこいて溶かしちゃうとまずいので、今夜はここまで。

一緒に写ってるのは、新500円だまです。
ゼロの中に、500の文字が浮き上がります。
でも少し黄色っぽくて、なんだか変です。



押入れからこんなのが出てきました。
今は無きエッシーの懐かしいキットです。
すごく良く出来てるので、参考になります。
なんだか次回作に挑戦してみたくなりました。


8月5日 ガンガン組み立て

ガンガン組み立てていきます。

垂直尾翼の接着面に、エジェクターピンの跡が突き出しているので、接着前に削り落としておきます。



垂直尾翼は、板っぺらのように薄いので、溶剤タイプの接着剤では溶けてしまいそうなので、(今回は溶けると言うのは禁句です)瞬着を流して固めます。

胴体は、ずれないように、慎重に合わせながら接着して行きます。



下面の排気口のパネルは、少し引っ込んでしまうので、プラペーパーを挟んでおきます。
大きさも一回り大きめなので、削り合わせます。
ちょっと大き目のほうが、小さくて隙間が開くよりはましですね。



順調に組みあがって行きます。

マルヨンはインテークに、ショックコーンが付くので、中が全く見えません。
ファントム、ラファールと続いた悪夢の、ダクト工事も、今回は全く必要無しです。
なんだかすごく気が楽です。


8月5日

だんだん形になってきました。



ノーズコーンもさっさとつけてしまいましょう。
大丈夫でしょうが、念のため鉛ダマを2個仕込んでおきます。

そろそろ塗装に向けて、表面の仕上げにも手を付けておきます。



水平尾翼や、別パーツになっている動翼は、ペラペラに薄っぺらな1枚成形なので、片面にエジェクターピンの跡が凹んでます。
瞬着で埋めておきましょう。

表面にピンの跡が出てしまうところは、凹むようになっていると、埋める手間が大変なので、削れば済むように凸に残るように、金型のピンを短めに調整してもらえると、有り難いのですが。(ハセガワさん直して...)


8月9日 資料本発見

2日間名古屋への出張で、製作に遅れが出てきました。
ふらりと寄った栄の「丸善」で、F104の写真集を発見。即購入しました。


台湾の「模型族雑誌社」と言うところから出ている、世傑+ウォークアラウンドと言った感じの本で、中国語+英語の解説も載ってますが、写真のページが大半です。
キット紹介や、製作記事まである、まさに模型族向けの本です。
(中国語では、「スターファイター」を、「星式戦闘機」と言うんですね。)



製作のほうは、合わせのペーパー掛けです。
組み立てる前に、シムを入れて調整しているので、ちょっと磨く程度で、仕上がります。
筋彫りの消失も最低限で済みそうです。

ところが、消えかけたリベットを打ち直しているうちに、接着面が割れてしまいました。
胴体の肉厚が物凄く薄いのと、素材が硬いのとで、接着強度が弱いようです。
薄い肉厚は、ヒケ対策には良いのでしょうが、強度がどうしても弱くなります。
この辺はメーカーさんに再検討してもらいたいところです。


8月16日 やっと組めた。

夏休みも今日で終わりです。
休み中にもう少し進むと思っていたのですが....。



一応基本形は出来ました。思ったよりも大きな機体です。

あとは消えたすじ彫りの修復をすれば、塗装に漕ぎ付けます。
本当は2週間で完成を目論んでいたのですが...。


8月17日 リベット修復

合わせの部分で、消えてしまったリベットを打ち直します。
他にも抜きの関係で。浅い部分もあるので、一緒に直しましょう。



特に目立つ機体後部の無塗装部分は、リベットも多くて大変です。

今回はリベットの修復に、φ0.3mmと、φ0.4mmのドリルを使ってみました。
いつも使っている針だと、ちから加減で直径がばらついて、整然と並んでいる部分では見苦しくなるのと、突付いた穴の周辺が盛り上がって、元々の彫刻とまるで違ってしまって、具合が悪いからです。

軽くさらう感じで3回転くらい廻してやると、ちょうどいいようです。
今回はねらい通り、きれいに修復できました。

8月20日 あらさがし

細かな修正が続きます。
合わせの修正で、浮き彫りのモールドが消えかけてしまいました。



消えたパネルに沿って、マスキングテープを貼り、溶きパテを塗って浮き彫りを修復します。


このキットは、今までに無いほど、表面の彫刻表現が細かいので、ルーペを使って、チェックを入れます。



頭にかぶる、ちょっとダサいルーペですが、両手が自由に使えて、思いのほか細かな作業に威力を発揮します。
今回は、リベットの打ち直しに大活躍です。


8月21日 塗装開始

いよいよ塗装に入ります。

先ずは下地塗装です。
細かなリベットや、スリットがダレてしまいそうなので、サーフェイサーは使用しません。
先ずは買い置きの半ツヤグレーで、下地を吹いて見ます。



やはり、合わせの部分にキズが出てきました。
いつものように溶きパテを塗って、乾燥を待ちます。


8月28日 銀塗装

さて、下地も出来て、いよいよ銀塗装です。
マルヨンは、ぴかぴか無塗装のマダラがカッコいいです。

それにしても小池さんの箱絵、惚れ惚れしますね。
今回は恐れ多くも、この箱絵にどこまで近づけるか、あれこれ実験的な方法も試してみます。



先ずは、全体にグンゼの8番+クリアー少々を吹き付けて、基本色とします。
銀塗装は直ぐにハゲチョロケてしまうので、ティッシュをしいてハゲ防止します。


9月26日 再開

またまた一身上の都合で、サボってました。
今日から心を入れ替えて、再開します。

今日からは、パネルラインごとに、少しずつトーンを変えた銀で塗り分けをします。



銀塗装のパネルの塗り分けは、どうも苦手で、なかなか気に入った出来になりません。
出来ることなら避けて通りたいのですが...。


10月9日  無塗装表現

またしても、PCの不調で修復に明け暮れてます。
そのせいでちっとも進んでません(言い訳すんなって...。)



無塗装部分の表現はどうも苦手で、いつも悩んでしまいます。

今回は色調を変えたシルバーで塗り分けた上に、クリアーオレンジを薄く掛けて変色した感じを表現してみます。
少しむらになるようにしてますが、写真ではよく分からんですね。



10月10日 無塗装表現2

実機の写真や、箱絵を参考に無塗装部分の塗装をして行きます。



モデルアートのマルヨン特集で、色々紹介されていましたが、今回は敢えて別の方法でやってみます。
どうも磨き塗装は弱っちくて、好みません....。

エンジン部分のちょっと焦げた感じの塗装は、シルバーの上にスモークを薄めたのを、薄く何度も吹いてまだら模様に塗り重ねて行きます。
すると焼け焦げて変色したような感じになっていきます。

この方法は、以前連載したファントムの無塗装部分と同じやり方です。



こんなの有りましたね....。



10月11日 無塗装表現3

各パネルを塗り分けて来ましたが、エンジンの外側の耐熱合金の
部分は、ほかの無塗装部分とは、明らかに輝きが違います。(小池さんの箱絵でも輝いてますね)

磨きでやっつけても良いのですが、思い切ってアルミ箔を貼って再現してみます。

まず最も入手し易いモデラーズで試しましたが、あまりに薄くて、シワシワのお釈迦になって、余りにもったいなくて失格。

Bare-Metalと言うアメリカ製のやつが、適度な厚みと強度があってシワにもなりません。
ただお店で手に入ったのは、つや消しのMATTE ALUMINIUMしか有りません。
仕方ないので、コンパウンドで磨きこむと、ちょうど良いツヤがでました。
今回はコレで行こう。



ケチケチするとシワだらけになるので、大きめに切り出して綿棒で内側から外側に向かって、アイロン掛けで伸ばすように貼っていきます。



爪楊枝で筋彫りをなぞってラインを出します。
次に筋彫りに沿って余った部分をデザインナイフでトリミングします。
その後爪楊枝でリベットの部分を軽くつついて、押し込んでやれば上手い具合にリベットも再生できます。

なかなか良い感じです。



10月14日無塗装表現4

アルミ箔を貼った部分に、スモーク、クリアーオレンジクリアーブルー+クリアーレッドを薄く吹き重ねて行きます。



焼けて変色した感じが出てきました。

小池さんの箱絵みたいな感じになってきましたが、ここでちょっと困りました。
全体をシルバーで塗装しているので、この部分が余りに金属的になり過ぎて、バランスが崩れてしまいそうです。
どうやって調整しようか悩むところです。



10月17日 相変わらず無塗装5


なかなか進みません。
参考にする写真によって、無塗装のパネルの感じが変わります。
全体のバランスを見ながら、好みで塗り分ける事にしましょう。



あと2色くらい塗り分けると、それらしくなりそうです。



10月21日 無塗装終わり!

やっと機体の銀塗装が終わりました。
レドームと、反射防止塗装も終わったので、それらしくなって来ました。



残った大物は、主翼と燃料タンクです。
だんだん完成が見えてきました。

今日気が付いたのですが、機体の裏側がハゲチョロケて来てました。
面倒くさくなって、机の上に直接転がしていたので、結構やられてます。
今ごろ慌てて、ティッシュを敷いてます.....。



10月24日 ちょっとやば...

さて、今まで気にしないようにしてきましたが、ハセガワのマルヨン、どうにも気になるところが有ります。

主翼の塗装を始めるとやっぱり目立ってきました::::::(←コレが)。
ずらりと打たれたリベットが、せっかくのマルヨンの鋭さを鈍らせてしまってます。
半分くらいの深さなら未だ良いのですが、どうにも気になって仕方有りません。

せっかく順調に進み始めたところですが、リベットの修正をしましょう。



グンゼのホワイトサーフェーサーを、スジ彫りに掛からないように、リベットにだけ置いていきます。
一晩乾燥させて平らになるように削れば、多分少しヒケてわずかにリベットが現れると思います。(たぶん失敗する...。)



10月29日 もうすぐかんせーっ!!

そろそろ小物に手を付けながら、デカール貼りもはじめましょう。

キャンバス張りのグレアシールドも、モールドでそれらしく表現されていますが、ちょっと硬い感じなので、ティッシュにカラーを染み込ませて、染めたのを貼り付けてキャンバスを再現します。



照準器のレンズもくり抜いて、モデラーズのφ2.2mmのレンズをはめ込みます。
レンズはスモークと、クリアブルーを混ぜたのを塗ってコーティングを表現します。
裏からアルミ箔を貼ると、キラキラそれらしく光ります。



いつものように機首のピトー管もアルミパイプと真鍮線で作り直しておきます。



今回はノズルの塗装にも凝ってみました。
恐れ多くも小池さんの箱絵を目標に、少しでも近づけようと思って、焼けて変色した感じを出すのに、工夫してます。(相変わらず写真では分からんなー、下手なだけか...)


さてとデカール貼りです。
細かな文字が無数にあるので、説明書にマーキングしながら貼っていかないと、訳が分からなくなります。





11月1日 最終回(前編?)

10月中には完成と思ってましたが、やっぱりちょっと遅れちゃいました。
無数に有ったデカールも貼れて、後は最終組み立てです。



射出座席と、グレアシールドを組み込みました。
座席には鉛のリボンでシートベルトを追加してます。
クリアパーツ化した照準器のレンズが輝いてますね。



組み立てを待つパーツ群です。
主翼無しでランディングギアをつけると、何だかロケットカーみたいでどこかカワイイ感じですね。

明日は最終組み立てで、いよいよの儀式です。(←えっ何のことだか分からないって)



11月3日 最終回(完成の儀式編?)

最後の仕上げです。細かな部分を詰めていきます。



脚庫の扉は半開きで接着します。強度を稼ぐために、いつものように真鍮線を通しておきます。



キャノピーのシールの細い線は塗装では上手く行かないので、デカールの細切りを貼ります。



キャノピー内側のデフロスターのパイプが省略されているので、アルミパイプで自作しました。
ところが、げげげっ!!。
これを付けると射出座席がデカくて、キャノピーが閉まりません。
せっ、せっかく作ったのにぃ〜....。
泣く泣くボツにするしか有りません...。

相当ショックでしたが、気を取り直して、他に忘れたところが無いかあっちこっちから眺めてみます。



いよいよ完成の儀式です。
右舷側、それから左舷側と、ライトにクリアーを入れて完成です。







2週間で完成の積もりでしたが、またまた3ヶ月コースになってしまいました。

小池さんの箱絵には遠く及びませんでしたが、無塗装表現はそれなりに面白い効果が出たと思います。

今回は私のヘマでパーツをオシャカにして、お店や模型仲間の方にパーツをお借りしたり、取り寄せ頂いたりで随分お世話になりました。
有難うございました。


 
7月26日 マルヨンとお別れ...
 
マルヨン、知人に譲ることになりました。
そのままだとすぐに壊れてしまいそうなので、タミヤのケースに収める事にしました。
 
 
 
マルヨンにちょうどいいサイズが合ったので、タイヤに0.8mmの穴を開け、ベースにピンを刺して固定します。
 
ついでにネームプレートも作ります。
アルミの板切れを、紙やすりとコンパウンドで磨いてヘアライン加工します。
サビ止めにグンゼのメタルプライマーを吹いておきます。
京商のD-フレックスから、ステカで切り出した文字を貼って出来上がりです。
ちょっぴり高級感があって、なかなかいい感じです。
 
何ヶ月も掛かった作品を、手放すのは、何だか寂しい感じです。


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