ダッソー ラファールM 1/48 ドイツレベル

4月11日 着工

1/48ファントムの悪夢も覚めやらぬうちに、早くもラファールMの製作を開始しました。



このキットは雑誌での評判も良く、期待が大きかったのですが、入手難で発売後半年近くたってやっとお店に入荷しました。
近々レベル版の入荷が有るようですので、多少は入手し易くなるのでしょうか。



早速仮組をしてみると、合いも良く隙間や段差も殆ど出来ません。しかし何故かエアインテークの中が全くが省略されています。
前作のファントムよりも悪い事に、胴体の中が丸っきりの筒抜で、情けない事になっています。
中にふたでも入れて、塞いで黒く塗っておいても良いのですが、キットの出来が凄くいいので、手抜きするのは惜しくなりました。

そこで、今回も悪夢のダクト製作から始める事になりました。何とも無謀な....。
懲りないヤツだと笑ってください。



今回も片側だけ起型して、ごまかします。
ファントムに比べ、インテークが細く、随分と長いです。何だかヒートプレスした時に、中の繋ぎ目を消すのが大変そうな....。


4月12日 ダクト製作

昨日に引き続いてダクトの製作です。

木型は瞬着で目止めして#600位のペーパーでみがいて おきます。
キャノピーの絞りのように、ガラスのようにつやを出す必要は有りません。

この前は石膏でメス型に反転しましたが、大変なだけでしたので、今回は木型で直接絞る事にします。



左側の写真が、ジグに木型をセットしたところです。イノシシの丸焼きみたい...。
0.5mmのプラ板をガスレンジで加熱し、少し冷ましてから一気に絞り出します。
加熱したプラ板は、慌ててすぐに絞ると、プラの温度が高いので、木型に触れた瞬間に目止めに使った瞬着が沸騰して、一発で型がオシャカになってしまいます。


絞ったパーツを切り抜いて、ヤスリで削り合わせます。木型の時と同じように、時々機体に突っ込んでみて、合わせを確認しながら削り込みます。
合わせが完了したら、溶剤タイプの接着剤で張り合わせます。



ダクトを組み込んでみました。なかなかいい感じです。
このまま瞬着を流してインテークにダクトを固定します。



パテを盛って、段差を埋めます。


4月21日

ダクトの完成です。
合わせにてこずりましたが、前作のファントムに比べたら随分楽でした。
でも不思議な格好ですねえ....。



ステルス性を考慮して、入り口からクネクネと曲った形状で、エンジンのファンは正面からでは、殆ど見えません。
見えたらレーダーに引っ掛かるからね。



見えないといっても、何にもナシというのも寂しいので、ファンを自作しました。
エンジンの回転方向はどっちなんだろう?

模型では適当に作りましたが、実機では、ダクトと外板との隙間に機関砲を搭載したり、電子機器を押し込んだりで、空間を無駄無く使っています。


5月21日 製作再開

ここ暫く模型はお休みしてました。
今まで使っていたPCが、余りにボロくてどうにもならなかったので、自作に踏み切りました。
思いのほか調整に手間取っていましたが、やっと稼動し始めたので、ラファールの再開です。


難関のダクトが、形になったので、その他の気になるところにも、手を入れます。

脚庫の直ぐ後ろに、冷却器(勝手に決め込んでる...)があるのですが、ここも筒抜けで、何だか気になります。




完成すれば目立たないとは思いますが、簡単な加工でごまかせるので、プラバンのこま切れで、冷却器を作って突っ込んでおきます。


ところで、昨日は静岡ホビーショーに行ってきました。
ラファールの完成機が、ハセガワのブース(ドイツレベルがアメリカに統合されるので、7月からはハセガワが扱う事になりました)と、ツクダ。
その他クラブの展示にも何機か来てました。
気になってエアインテークを覗いてみましたが、ダクトの再現をしてるのは無かったです。
完成してしまうと、よほど気にしなければ、分かりませんでした。
無駄な努力だったのかも....。

今年の新製品は、やはりハセガワの1/48 F−104が良かったですね。
6月の初めには、お店に来ると思います。
それまでには完成させて、次回作は104で行こう!!


5月23日

いよいよインテークダクトを、胴体に組み込みます。
胴体とインテークの間は、組みあがると狭くてうまく塗装出来ないので、予め塗装しておきます。
乾燥を待って、明日の晩接着です。



機体色ですが、説明書の指示ではどんな色なのかまるでわかりません。
以前モデルグラフィックでは、グンゼの306で仕上げていたので、私のもこれで行くことにします。
実記の写真は、もう少し暗い感じですが、墨入れや汚しで、少し暗く仕上がると思うので、良しとします。


5月24日

意外と悩んだのが、インテークの内側の色です。
アメリカ軍機は大抵は白ですが、フランス軍のははっきりしません。
ビデオや写真では真っ暗で、中まで見える絵はなかなか見つかりません。
唯一見つけた写真では、リップの少し内側から、白か明るいグレーで
塗り分けられている様です。
悩んだ末、グレーと言うことにして、グンゼの338で塗装します。

細くて長いダクトの内側への吹き付けは、ザラザラの鮫肌になりやすくて
難儀しました。



インテークの内側は、1.5mm程のところまで、外側の色が回り込んでいます。
先ず細切りテープを、回り込んだ部分に貼ります。



このテープをガイドに、内側をマスキングします。



マスキングが済んだところで、やっと機体への組み込みです。


5月25日

胴体を接着するとき、カナードを挟み込んで組むようになっています。



これでは後々太変なので、接続シャフトの部分を切り飛ばして、得意の金属線の埋め込みで、後から組めるようにしておきます。



ドリルで、シャフトを通す穴を開けます。
薄いカナード翼を突き破らないように、慎重に穴あけします。



胴体にはアルミパイプを仕込みます。
アルミパイプにしっくりはまる真鍮線を通して、左右のカナードを接続します。
こうしておけば、後から組めるので、接着や塗装の邪魔になりません。


6月8日

PCの不調で、修理に明け暮れて、なかなか進みません。
やっと動くようになったので、また再開です。

コックピットが組みあがりました。



最新の戦闘機らしく、大型のディスプレイのほかは、ほとんど計器がありません。
ちょっとすっきりしすぎて、寂しい感じです。
フランスのサイトで、実機の写真を見つけましたが、やっぱりこんな感じでした。


6月12日

やっと胴体の上下を接着しました。




複雑な割に、合わせは良いようです。
でも、インテークと、胴体の繋ぎ目に、段差が出来てしまいました。
仮組みをもっとしっかりやっておけば、段差は出来なかったと思います。
やっぱり、手抜きすると必ず、後悔します。


6月20日 やっと形になりました。

翼を接着して、やっと形になってきました。



とんがった機首に、グラマーな胴体。
やっぱりカッコいいっ!!



ところが、裏返してみると、主翼と胴体の間に1mmくらいの隙間があいちゃってました。
主翼の取り付けが、水平になるように張り合わせたら、裏側にしわ寄せが来てしまったようです。
これもちゃんと仮組みしてれば、気がついてたのに....。
仕方なくパテのお世話になります。

今回はガリガリ削るのがいやだったので、ポリパテをヘラで薄く塗りつけて、
グンゼの薄め液を染み込ませたティッシュで拭き取りました。
固まってから、軽くペーパーがけすれば、きれいに消えそうです。



6月22日 筋彫り修正

組み損なって出来た段差の修正も終わって、消えてしまった筋彫りの修復です。





いつも筋彫りの修復には緊張します。
失敗こいて、めろめろになると厄介なので、セロテープをガイドに貼って、エッチングソーで少しずつ彫りなおします。

セロテープのガイドでは、少しばかり頼りない感じですが、軽く当ててやる感じで何度も掘り込めば、失敗も少なくて、うまく行きます。
特にレドームのように、ぐるっと1周巻くような部分には、簡単にフィットするので、向いていると思います。
レベルの材質は適度に軟らかくて、筋彫りしやすいです。



筋彫りの修復も、ほぼ終わり、この週末には、いよいよ塗装工場?に搬入です。

ちょっと浮気の虫が騒ぎ出して、次回作のF−104を仮組みしてみました。
合わせも問題なさそうで、今から楽しみです。(こんなことしてないで、早くラファールかんせーさせろって)

それにしても並べてみると、ずいぶん細長くて、思ったよりも大きな機体です。



6月25日

忘れるところでしたが、塗装前に、主翼につくライトを接着しておきます。
たいていのキットで、このような部分は合わせが悪くて、後から組むと、みっともなくなってしまいます。

所定の位置にパーツを置いて、隙間に瞬着を流します。
大きさもちょっと小さめなので、接着剤を盛り上げておきます。



完全に硬化したら、紙やすりで整形し、更にコンパウンドで、磨き上げます。



今回は接着前に、内部の電球とライトの反射鏡を再現しました。

写真右側の標識灯の電球は、0.8mmのキリで穴あけして、シルバーを流します。

左側のライトの反射鏡は、2mmのキリで浅くサラモミし、コンパウンドで磨き上げ、丸く切り出したアルミ箔を接着して再現します。
せっかく作った反射鏡ですが、写真では殆ど分かりませんね....。



6月26日 塗装編突入!!

あれこれいじくり回していましたが、やっと塗装を始めました。
今回はグレーで仕上げるので、サーフェイサーは使わず、そのまま機体色で塗り始めます。
どうもサーフェイサーを使うと、筋彫りが埋まってしまい、甘い仕上がりになるので、私は好みません。(下手なだけか.....)



まず一吹きしてみると、やっぱりあっちこっちに合わせ目のヒケやら、キズが出てきました。

溶きパテを塗って、一晩乾燥を待ちます。



6月29日 おまけパーツも手抜きしないで

ここ数日雨続きで、塗装には最悪です。
こんなときには、まだ何にもやってない、おまけパーツの仕上げでもやりましょ。

まずは3個もある、でかい燃料タンクです。
こいつも綺麗なモールドで、いい感じですが、合わせ目の周辺に気になるところが有ります。



下面に3ヶ所ドレン?らしいフタがあるのですが、合わせの筋が残ったり、接着剤で、とろけてしまっているので、2mmのキリで穴を開けてしまいます。



輪切りにしたプラ棒を押し込みます。
力加減が難しくて、中に何個か落っこちてカラカラ言ってます。



少し窪んで、ちょうどいい所まで押し込んで、瞬着をほんのちょっぴり垂らして固定してやります。


6月30日 燃料タンクつづき

燃料タンクに、もうひとつ気になるところが有ります。
型の抜きの関係で、裏面のパネル?が月面のクレーターみたいな凹みになってます。
ほかのパネルは、ちゃんと綺麗に筋彫りされているので、ここも何とかしないと....。



パテで埋めて知らん顔。って言うのも何だか嫌ですから、しっかり筋彫りしなおします。



何とかうまく出来ました。

あとは、ペーパー掛けで消えた、凸の筋彫りを再生すれば、タンクはOKです。
全部削り落として、彫りなおしたほうが楽だと思いますが、実機では溶接構造なので、凸モールドのほうが、〇なのです。
でもどうやって直しましょうか.....。



7月10日 筋彫り再生

凸モールドの再生です。
どうしようか迷いましたが、今回は瞬着で再生してみます。
以前モデルアートで紹介されていた方法です。


まず再生する部分に、セロテープを貼って、ガイドにします。



テープに沿って、デザインナイフで、刻み目を付けます。



ナイフの刃に瞬着を取って、この刻み目に流し込むようにします。
接着剤は、軟らかいうちのほうが、うまく流れるようです。
固まりかけたら、ナイフの刃を掃除して、新しい接着剤に変えます。



数分待って硬化したら、テープを剥がし、軽くペーパー掛けします。
接着剤が透明で、どんな具合か分らないので、塗装してみました。
思ったよりもうまく再生できています。



7月19日

機体の塗装が終わりました。
細かなキズやら、スキマの修正に思いの他てこずりました。

塗装の選定には随分悩みました。
資料に使った写真の撮影時期や、機体によって塗り分けがかなり違って、どれにするか困りました。
結局レドームが2色に塗り分けられた、一番カッコいいタイプにしました。

機体ナンバーや、その他のマークが正確かは??です。





7月24日



キャノピー乗っけてみました。
だんだんそれらしくなってきました。

キャノピーのマスキングは、どうしてますか?
私は、大抵セロテープを使います。
ラファールのような、曲面で構成されたキャノピーには、無理やり引き伸ばして、馴染ませないといけないので、もう少し柔軟性のあるマスキング材料が欲しいですが、安くてどこにでも売っているので、まあ許しちゃいましょう。

でも、無理やり曲面に貼ったときは、直ぐに塗装しないと、浮き上がって、塗料が染み込んで失敗します。
今回も3日も経っていたので、失敗こいてます....。

一緒に写ってる1/48?ロードレーサーは、静岡ホビーショーのエアロベース のブースで頂きました。
http://www.nnc.or.jp/~aerobase/
エアロベースさん ありがとう。


7月25日

小物もそろそろ手を付けておかないと....。



面倒なホイールの塗り分けを片付けてしまいます。
以前は爪楊枝を突き刺して、廻しながら筆塗りしてましたが、最近はマスキングテープを、サークルカッターで丸く切り出して、タイヤの部分をマスクして、吹きつけ塗装しています。
筆塗りよりもきれいに仕上がります。

今度エデュアルドから、ホイール用のマスキング材が出てきます。
静岡ホビーショーに、社長自ら来て実演してました。
厚手の樹脂フィルムで、何度も使いまわし出来る様なので、出たら早速使ってみたいです。

まあくすさん、買うから入れてね。



機体の方は、墨入れの途中です。
筋彫りが、しっかりしたキットなので、墨入れもし易いです。
グレーの単調な塗装なので、墨入れと、適度な汚しでメリハリをつけます。


7月26日

ノズルの塗装です。
細かくモールドされていて、本当に動きそうです。



アフターバーナーの中は、つや消し白で塗装しておき、煤で焦げ付いた様に仕上げます。
ノズルは シルバー+半つや黒+黒鉄少々 で塗装し、クリアブルー、クリアオレンジ、スモークを適当に薄く吹き付け、金属が酸化して変色したようにします。
あとはつや消し黒を薄めたのを軽く吹き付けて、ヌメヌメした感じを抑えます。(写真だと、ただの黒鉄色にしか見えんな....。)



いつものように、小物はダボをきり飛ばして、真鍮線を通して接着部分を補強します。


7月27日 もう少し。

もう少しで完成です。
後はデカールを貼れば、かんせーだっ!!



えっ。でも足元に小物の群れが転がってます。
未だもうひと頑張りです。
7月28日 ホントにもうちょっと...

後少しで完成です。
なんか余裕が出てきて?また余計なこと始めました。

ノーズギアーのランディングライトは、クリアーパーツですが、肝心のライトはムクで、塗装してしまうとただのノッペラ坊です。
実機では結構目立つポイントです。



どうにも気になっていたので、モーターツールで彫りこんで、アルミ箔を貼って反射鏡を再現しました。 (左側です)
真中には、クリアランナーで作った、電球を仕込みます。
ホントに光りそうな感じになりましたネ。(勝手に思い込んでる...)



これがノーズギアーです。スゴク細かく出来ていて、ホントに動きそうです。



メインギアーも、スゴイことになってます。
余りに複雑で、チエノワみたいです。訳が分らなくて組み立てるのに2時間近く掛かりました。

ランディングギアーと言うのは、飛んでるときには全く要らない物ですが、特に艦載機では、着艦の衝撃を吸収するための強度と、緩衝機構が必要です。
更に限られた機内のスペースに折りたたむための、複雑な機構と、軽量化等々...、さぞや設計者の頭を悩ませることでしょう。


7月29日 完成!!

もう直ぐ完成です。
最後まで手を抜かないで、仕上げないと。

ラファールのHUDは、写真で見ると、不思議な色に輝いています。
これを再現しようとあれこれ考えました。



買い物に行ったスーパーで、虹色に輝くキャンディーの袋を発見しました。
早速袋欲しさに買って帰りました。
袋を切り抜いて、デカール用のセメントで、貼り付けると、ごらんのように不思議な効果が出ました。



機首にある、センサーの小翼が省略されているので、プラ板の切れ端と、真鍮線で再現します。


さあいよいよ完成です。
忘れたところが無いか確かめて、いつものように、翼端灯にに、クリアーで色付けする完成の儀式?です。
失敗しないように、息を詰めて塗ります。





思いの他というか、予想通りと言うか、またまた4ヶ月も掛かってしまいました。


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