スーパーマリン シーファイアFR47
エアフィックス 1/48




ホビーショップ まあくす のご厚意で、お店のHPに製作記事を連載することになりました。
連載第1号はエアフィックス1/48シーファイアの、二重反転プロペラの逆転機構の自作に挑戦です。
とは言っても、実はもう完成してるので、製作工程を振り返って書いてみます。


キットについて

1/48シーファイアFR46/47は、以前発売されたスピットファイアF22/24に、折り畳み主翼等の部品を追加した物で、彫りの深い筋ぼりの素晴らしいキットです。
確かスピットF22/24と同じ値段だったと思いますから、随分お買い得なキットです。
ストレートに組む場合は、合わせも良いので余りストレスもありません。
但しシーファイアの場合、胴体にカメラ窓を開口しなければならないので、これが多少厄介です。


キットの組み立ては特に問題無いと思いますので、今回のテーマの逆転機構の製作です。
先ずは適当な歯車を見つけなければなりません。実機は恐らくベベルギアを組み合わせたクルマのディファレンシャルギアの様な機構になっているはずです。



しかし1/48の鼻先に入るほど小さなベベルギアは、なかなか見つかりません。
そこで多少動きがぎこちなくなるのを覚悟で、ピニオンギアの組み合わせで行く事にします。
おみせで探してみると、すぐに良いのが見つかりました。

タミヤから出ている AO−7005 と言う、8枚歯のピニオンギアのセットを使うことにしました。

機構は多少複雑になるのですが、ベベルギアよりもスリムになると思います。値段も安くてたくさん入っているのでお買い得?です。(3機分位有る)
早速 CAD でギアボックスの図面を描いてみます。
この機構には、ピニオンギアを4個使います。


図面を描いてみると、思ったよりもコンパクトに出来そうです。これならちっこいモーターを付ければ、簡単にプロペラを回せそうです。
でも今回はモーターライズはパス...。



早速図面を実寸で印刷して型紙にします。ギアはちょっとでも軸間がおかしいと、動きが渋くなったり、逆にガタガタになるので出来る限り精度を出します。
印刷した図面に1.2mmのプラ板をテープで固定し、コンパスの針で3本のシャフトの中心をマーキングします。
プロペラシャフトに使う真鍮線と、パイプを用意し、太さに合わせてドリルで穴明けします。
ギアの穴径に丁度良いサイズの物が入手出来ない時は、仕方ないので、シャフトとパイプに細い針金を巻いて、ギアの軸穴にフィットさせます。



少々強引ですが、まあ何とか使えそうなので、よしとします。滑ってカラ廻りされると困るので、瞬着を垂らして、固定します。
ところが後になって、この瞬着が悪さしました....。
パーツの加工も終わって、ギアボックスを組んでみます。
手でクリクリやると、シャカシャカ言ってシャフトが逆転してます。でも何だか動きが良くありません。
どうやらシャフトの固定に使った瞬着が、ギアの歯に垂れて来て、動きがおかしくなったようです。
もーとんでもない。仕方なくピンセットでカリカリやって接着剤を掻き落として、何とか我慢出来るくらいになりました。

キットの鼻先に組み込んで、収まり具合をチェックします。ちょっと設計をミスったので、排気管の付く部分が干渉するので、シャフトを長めにして、収めます。もうちょっと上手くやればシャフトをもっと短く出来るので、モータラーズも可能です。



まあ何とか収まるようです。
ギアにグリスを差して、適当に切って作ったプラ板で、機体に固定します。機首のプロペラの軸受けになる部分には、丸く切り出したプラ板でシャフトを受ける軸受けを接着します。
この時機首の丸い部分の中心と、シャフトの芯が合うように注意します。ずれてしまうと、プロペラがどっかを向いて、みっともなくなります。



コックピットから白いギアボックスが見えちゃうとカッコ悪いので、ツヤ消し黒で塗りつぶしておきます。
ここまで来れば後は、もう簡単簡単?? 新生エアフィックスのキットは、合わせも良いし、すらすらと組めてしまいます。
いよいよ仕上げの塗装ですが、ここで最後の問題が出て来ました。



グンゼの368番スカイを使えばそのまんまと思いましたが、どうも気に入りません。やたら黄色っぽいような気がするのです。
何度も調合を繰り返して、結局はハンブロールのカラーチャートの、90番に近い色が出来ました。
見た目がかなり緑っぽい色で、グンゼの368に、グリーンと、スカイブルーをかなり混ぜました。



めでたく完成したシーファイア。手でプロペラを回してやると、後ろ側のプロペラが、ちゃんと反対廻りします。
チョキチョキとカニのハサミの様に、前後のプロペラが交差してまわるのを見てると、目がおかしくなります。
今度チャンスが有ったら、モーターライズに挑戦してみたいと思います。(もうやる分けないって...)
ここまでの製作日数約2ヶ月。途中サボっちゃったので実動日数は、2週間というところでしょうか。

次回作はサボらないで、きちんとやらなきゃ。


製作者の安田さんへのご意見・感想はこちらまで